「おしり歩きは何に効く?」と聞かれたら、答えは驚くほど多岐に渡ります。このユニークなエクササイズは、股関節を柔らかくし、骨盤矯正に効果的です。日常生活で疲れやすい私たちの体にとって、お尻歩きストレッチは意外なほど効果的。この記事では、おしり歩きがもたらす健康上の利点と、正しいやり方を詳しくご紹介します。股関節の柔軟性を高め、骨盤の位置を整えることで、体の不調を改善し、より活動的な生活を送るための秘訣を探りましょう。
おしり歩きは何に効く?股関節と骨盤の柔軟性を向上させる!
おしり歩きは何に効くのでしょうか?お尻歩きエクササイズは、股関節と骨盤の柔軟性を向上させると言われています。このストレッチでは、歩行する際にお尻の筋肉を使い、骨盤、股関節、そして腰を動かすことで、体の柔軟性を高めます。左右交互に動かすことで、体の硬い人でも無理なく実践でき、効果を実感しやすくなります。また、このストレッチは前屈の改善や股関節の柔らかさだけでなく、背面の筋肉、特にウエストや肩周りを積極的に使うため、ウエストのシェイプアップ、姿勢の改善、肩こりの軽減、脂肪燃焼を促す効果も期待できます。さらに、腕を背中側に大きく動かすことで、肩甲骨周りの褐色脂肪細胞が活性化され、脂肪燃焼しやすい体質に導くため、下半身だけでなく上半身も積極的に動かすことが重要です。
お尻歩きは骨盤矯正が出来てポッコリお腹を解消!
お尻歩きの最大のメリットは、骨盤矯正ができることです。 お尻歩きは、骨盤のゆがみを正して、内臓を元の正しい位置に戻すことで、ポッコリお腹を解消することができます。骨盤の上に上半身の全体重が乗った状態でやるので、この上半身の重みでしっかり矯正ができるのです。お尻を動かすことで、骨盤を動かしゆがみを改善する効果があります。立って骨盤の矯正を行うよりも、座った姿勢で行うことで体重が骨盤にかかり、矯正力がアップします。骨盤底筋と呼ばれる内臓を支えている筋肉が使われ鍛えるので内臓を正しく支えられ、ぽっこりお腹の解消に繋がるのです。
骨盤底筋(内臓を支える筋肉)を鍛えることで、おなかぽっこりを改善するだけではなく、腹斜筋(わき腹の筋肉)を鍛えることでウエスト周りを引き締める。深部の筋肉を鍛えるのでなかなか落ちにくい、おしりの脂肪が燃焼しやすくなる。背中のぜい肉も落ちるなどさまざまな部位の引き締め効果が期待できます。
お尻歩きの健康上のメリット
「お尻歩き」は、一見奇妙に思えるかもしれませんが、実は多くのダイエットや健康上の利点があります。他にも、この独特な運動方法によって得られるメリットを解説します。
姿勢の改善
おしり歩きは、単に下半身を鍛えるだけでなく、背筋や腹筋といった体の中心部の筋肉も効果的に活動させるエクササイズです。この中心部の筋肉を強化することで、体のバランスが整い、自然と正しい姿勢を維持する力が増します。
インナーマッスルが鍛えられ太りにくいカラダに
お尻歩きは骨盤周辺の筋肉を鍛えることで、身体の表面の筋肉だけでなくインナーマッスルと呼ばれる、身体の奥にある筋肉も鍛えれます。その結果、代謝がよくなり、太りにくく、痩せやすい体になるのです。
体の表面の筋肉とインナーマッスルを鍛えて大きくして筋肉量を増やしていけば、基礎代謝がぐんぐん上がる。体の血行がよくなり、体温があがると代謝もあがりカロリーを消費しやすい体へと変えてくれます。
腰痛改善
腰や背中が慢性的に痛い、重いといった症状で悩んでいる場合は、脂肪を取り除き、大腰筋や骨盤周辺の筋力アップを目指す必要があります。メタボ気味で腰回りに脂肪がつきすぎて腰痛を引き起こしている場合、お尻歩きで腰回りに筋肉をつけて脂肪をすっきりさせることで腰痛の改善につながります。
むくみの解消
骨盤が歪むと、血行が悪くなったり便秘になったりしますが、それによって引き起こされるのが体のむくみです。身体の奥の筋肉を働かせることで、滞りがちだった血行のを良くし血液を体中にしっかりと行き渡らせることができます。お尻歩きをすれば、骨盤のゆがみを矯正できて血行促進と便秘解消の効果が得られますので、むくみも一緒に解消されるんですよ。
冷え症の改善
ダイエットの大敵である冷えも解消!深部の筋肉を動かすことによって、血行がよくなり、冷えや肩コリの解消に効果的です。多少寒さで体が冷えても、腸腰筋のおかげでお腹が温まりやすくなりますので、末端に血液が行き届きやすくなって冷え性が改善されるんですよ。
便秘解消でお腹スッキリ
骨盤の位置が正しくなることで、骨盤に守られている内臓の位置も正しい位置に戻ります。歪んでいた内臓が正しい位置に戻ると便の詰まりも解消されます。便秘がちだった人は解消され、ぽっこりお腹の悩みから解放されることになります。普段使わない筋肉を鍛えることで下半身のダイエットにも効果的です。
これらのメリットを考慮すると、お尻歩きは日常の運動ルーチンに取り入れる価値があることがわかります。
おしり歩きの前に すぐに効果が出る簡単3ステップストレッチ
おしり歩きをすると、体の中心である骨盤や股関節が柔軟に動き、上半身もそれに合わせて動くようになります。これにより、普段使われるべき背中、腕、肩甲骨などの筋肉が活動し、自然と美しい姿勢が身につきます。
股関節と骨盤を緩めるエクササイズは、たったの3ステップ。3ステップを終えたら、あぐらの足を前後に組み替えて、同じように行ってください。
[1]あぐらで座る
両足のかかとが前後で重なるくらいにします。
あぐらがかきにくいときは、クッションやタオルをおしりの下に敷いて傾斜をつけると◎。
[2]左右に揺れる《左右20回(10往復)》
左右に揺れるようにして、おしり(座骨)を床から交互に浮かせます。
不安な人は、左右に揺れるときに、手を床についてもOK。
[3]骨盤を前後に倒す《各10秒》
骨盤を、10秒くらいかけて、前後に倒します。呼吸は止めないで。
足首を持ち、頭を下げて背中を丸めるように骨盤を後ろに10秒倒します。
脚の付け根からグッと骨盤を前に倒します。背中を丸めないように。
お尻歩きストレッチの骨盤矯正と股関節が柔らかくするやり方!
骨盤のまわりを緩めて歪みを矯正するストレッチ。リンパティック・ストレッチの考案者・前新マミさんに「お尻歩きストレッチ」を紹介します。
こりがたまりやすいお尻をほぐしていきましょう!
★骨盤の歪みを正す
★腰痛の予防改善
★股関節を柔らかくする
後ろ側には慣れないと歩きにくいですが、頑張ってお尻で歩いてみましょう。
【(2)~(3)を5回】
(1)長座になる
背筋を伸ばして腰をしっかり立て、脚を伸ばして長座になります。
(2)前へお尻で歩く
前へお尻で5歩くらい歩きます。ウォーキングのときのように、腕をしっかり振ると歩きやすくなります。なるべく脚の力は抜いてお尻だけを使うようにします。
なかなか進まないときは、少しひざを曲げると歩きやすくなります。
(3)後ろへお尻で歩く
今度は後ろにお尻で5歩くらい歩きます。前進よりやりにくいことが多いですが、少しずつ大きく後進できるようになります。
Point
最初はなかなか進まない人も、回数を重ねると進むようになります。必ず腕を大きく振りましょう。
《日常の無意識な動作で骨盤は歪みます》
骨盤の歪みは、日常の何げない習慣が毎日何回も積み重なっていくことで起きてきます。
同じ脚を上に組んだり、同じ肩ばかりでバッグを持つ等、無意識に行っている動作が骨盤を歪ませます。
こんな動作はNG!
同じ方向に斜め座りする
同じ肩にバッグをかける
同じ脚を組む
同じ方向に横になる
整体師直伝!1分骨盤エクササイズ「お尻歩き」
要約
この動画は「おうちでカラダファクトリー」チャンネルによって公開されており、骨盤まわりの筋肉を鍛えるための「お尻歩き」というエクササイズを紹介しています。このエクササイズは骨盤底筋群や腸腰筋などの体の深層にある筋肉とお腹を効果的に使います。骨盤を支える重要な筋肉を刺激して、骨盤の状態を整えることができます。特にジムに行く時間がない人や家で手軽にエクササイズをしたい人におすすめです。
やり方
- 両足をそろえて前に伸ばします。
- 両手を腰に当て、背筋を伸ばします。
- 左の脇腹を収縮させ、左のお尻を持ち上げて少し前に下ろします。
- 右側も同様に行い、左右を繰り返しながら前進します。
- 次に、左の脇腹を収縮させ、左のお尻を持ち上げて少し後ろに下ろします。
- 右側も同様に行い、左右を繰り返しながら後ろに進みます。
- 太ももに力が入らないように、お腹とお尻をしっかり使って歩きます。
「お尻歩き」のポイント3つ(1)股関節の柔軟性を高めるストレッチを実践
「お尻歩き」を実践する際には、いくつかのポイントがあります。やり方は知っていても、正しい手順や環境で行わないと本来の効果も実感できないので、おしり歩きの効果を高めるコツをご紹介します。
「お尻歩き」がうまくできないときは、先に股関節周りを柔らかくするストレッチをしてみましょう。<ストレッチ監修:上田夕子(Dr.ストレッチ トレーナー)>
(1)床の上に開脚して座り、お尻の下に丸めたタオル(または硬めのクッション)を入れる
(2)上半身をゆっくりと前に倒していき、可能な限り倒しきったところでゆっくり呼吸をしながら30秒間キープする
▲骨盤を立てた姿勢から上半身を前に倒すため、普段よりも伸びやすく倒れやすくなりますが、伸ばし過ぎに注意してください
これを“1日あたり3〜5回を目安”に行います。ポイントは「お尻の下に丸めたタオル(または硬めのクッション)を入れること」。こうすることで骨盤が立って背中が真っ直ぐ伸びるので、開脚しながらの前屈も楽に行えるだけでなく、癖になってる猫背を予防&改善する効果も期待できます。
「お尻歩き」のポイント(2)呼吸を止めずに行う
「お尻歩き」をする時には呼吸を止めずに行うのも大切なポイントです。呼吸は止めずにしっかり息を吸ったり吐いたりすることで血行も促進んされます。
「お尻歩き」のポイント(3)正しい姿勢で行う
「お尻歩き」は姿勢を正して背筋を伸ばして行うのもポイント。姿勢が悪いと体を傷める原因にもなります。また、目線は前を真っ直ぐ見るようにしましょう。また、普段あまり使わない筋肉を使うので、疲れた痛みを感じるあるときは無理をせずに、途中で中止するようにしましょう。
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おしり歩きは何に効く?骨盤矯正と股関節が柔らかくなるストレッチ!まとめ
おしり歩きは、簡単な運動でありながら多くの健康効果を持っています。特に下半身痩せ、ウエスト引き締め、むくみ改善、太りにくい体質への変化、骨盤矯正、肩や首のこり解消、便秘解消など、多方面にわたる効果があります。これらの効果は、おしり歩きによって股関節の歪みが修正されることで得られるものです。
おしり歩きの方法は、足を伸ばして座り、姿勢を正した状態で、お尻だけを使って前後に10歩程度歩くことです。この運動を繰り返すことで、股関節の歪みが修正され、様々な健康効果を得ることができます。
実践時のポイントとしては、お尻で動く際に骨盤をしっかり引き上げることが効率的です。また、腰に違和感や痛みがある場合は無理せず、座ったままお尻を左右に動かすことで骨盤の動きを良くし、効果を得ることが可能です。
理想的な運動量は、前後それぞれ10歩を10セット、合計で約100歩程度を毎日行うことです。ただし、辛い時は少し減らすなど調整してもよいでしょう。最初はお尻が痛くなることもありますが、継続することが重要です。
おしり歩きは即効性のあるダイエット方法ではなく、長期的に見て効果が現れる運動です。約1カ月程度続けることで、体に少しずつ変化が現れるため、途中でやめずに継続することが大切です。
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