大転子を引っ込める座り方「あぐら座り」の効果的なやり方!

ダイエット運動

皆さん、日常的にあぐらをかくことはありますか?「あぐら座りが大転子を引っ込める」という事を聞いたことはありますか?この記事では、あぐら座りの効果とメリット、そしてそれを実現することで大転子の引っ込め方を解説します。さらに、簡単にあぐらがかけるようになるストレッチ方法も紹介するので、大転子が出っ張って方や股関節を柔らかくして健康を保ちたい方や、快適な座り方を求めている方には特におすすめです。それでは、あぐら座りの新たな可能性を一緒に探ってみましょう!

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大転子がどんどん出っ張るのはなぜ?

大転子は、大腿骨の上端にある突出部分で、多くの筋肉が付着しています。この部分の位置が股関節の健康や全身の姿勢に影響を与えるため、重要です。

内股になると、股関節の内旋が起こります。 内旋とは、太ももの骨が内側に捻じれた状態です。 太ももの骨が内側に捻じれると、大転子の部分が出っ張ってきます。

大転子が出っ張るとどうなるの?

大転子が外側に突き出ることで、お尻が大きく、脚が太く見えることがあります。これは、足の形がはっきり見えるスキニージーンズやタイトスカートを着用した場合に特に顕著です。このような服装では、横幅が強調されがちです。

さらに、大転子が突出していると、その周囲の筋肉が効率よく動かしにくくなり、痩せにくい状況を招くことがあります。結果として、下半身がスッキリと見えず、脚のラインもスリムに見えなくなることがあります。

大転子とあぐらの関係

大転子は股関節の外側に位置する骨の一部で、多くの筋肉が付着していますが、正しいあぐらの姿勢をとることで、大転子が自然に内向きに引っ込むように働きかけられます。これは、股関節の適切なアライメント(整列)を促進し、周囲の筋肉のバランスを整える効果が期待できるのです。

あぐら座りとは

あぐら座りとは、日本の伝統的な座り方の一つで、床に直接座るスタイルです。この姿勢では、足を体の前で交差させて座ります。具体的には、片足をもう一方の足の上に置き、その足の裏が反対側の太ももに接触するようにします。結果として、両膝は床に触れ、足の裏がお互いに向き合う形になります。

この座り方は、腰や股関節の柔軟性を必要とするため、慣れない人には少し難しいかもしれません。しかし、あぐら座りは骨盤の安定に役立ち、長時間座っていても快適な姿勢を保つのに適しています。

大転子を引っ込めるあぐら座りの効果とメリット

あぐら座りは、多くの健康的な効果とメリットを提供します。

以下はその主なものです。

効果①骨盤の安定と調整

あぐら座りは、骨盤を正しい位置に保ち、左右のバランスを整えるのに役立ちます。これは腰痛の予防や緩和にもつながることがあります。

効果②股関節の柔軟性向上

この姿勢は股関節の柔軟性を高めるのに効果的です。股関節が柔らかくなることで、日常の動きがスムーズになり、運動能力が向上する可能性があります。

効果③姿勢の改善

あぐら座りは背筋を真っ直ぐに保つのに役立ちます。これにより、長時間座っていても良い姿勢を維持しやすくなり、姿勢関連の問題を減らすことができます。

効果④集中力とリラクゼーション

座禅や瞑想などの精神的な練習において、あぐら座りは集中力を高め、リラックスするのに役立ちます。

効果⑤血流促進

この座り方は下半身への血流を促進することがあるため、循環系の健康にも良い影響を与える可能性があります。

健康へのメリット

メリット①筋肉バランスの改善

股関節周囲の筋肉の適切なバランスが保たれると、姿勢の改善や歩行の効率アップにつながります。

メリット②関節の負担軽減

正しいアライメントによって、股関節への不必要なストレスや圧力が減少し、関節の健康を保ちます。

メリット③柔軟性の向上

定期的にあぐらをかくことで、股関節、膝、足首の柔軟性が高まり、日常生活の動作が楽になります。

ただし、あぐら座りはすべての人に適しているわけではありません。特に股関節や膝に問題がある人は、この座り方が不快または困難に感じる場合があります。常に自分の体の限界を理解し、無理をしないようにすることが重要です。

あぐらがかけない原因は?

あぐらがかけない原因は大きく分けて筋肉の問題と骨の問題が存在します。 骨の形の問題の場合改善は困難ですが、筋肉や関節へのアプローチで多少の改善は見込めます。

あぐらの改善方法としてバランスよく関節の滑り・ストレッチ・インナーマッスルのトレーニングを行いましょう。

大転子を引っ込めるあぐら座りのやり方

大転子を引っ込めることを意識したあぐら座りの方法は、以下のステップで行います。

大転子は、股関節の外側に位置する骨の突出部で、この部分を意識的に調整することで、骨盤の安定と股関節の正しい位置づけに役立ちます。

1.床に座る

座る際は、床に直接または柔らかいマットの上に座ります。

2.足の位置を整える

一方の足を他方の足の上に置き、足の裏が反対側の太ももに触れるようにします。この時、両膝をできるだけ床に近づけます。

3.背筋を伸ばす

背筋をまっすぐにし、肩はリラックスさせます。頭は自然に上に向け、首と背中を一直線に保ちます。


4.骨盤の調整

骨盤を少し前に傾けて、座骨に体重を乗せます。ここで大転子の位置に注意を向けます。

5.大転子の調整

大転子を意識的に「引っ込める」ようにします。これは、股関節をやや内側に回転させる感覚に似ています。この動作は骨盤の安定に役立ちます。

6.リラックス

初めはこの姿勢が少し不快に感じる可能性がありますが、時間と共に体が慣れてきます。無理せず、自分の体の範囲内で実施してください。

7.持続時間

最初は短い時間から始め、徐々に慣れていくとよいでしょう。

股関節や膝に不快感や痛みを感じる場合は、この座り方を避けるか、またはクッションやタオルを使用して高さを調整してください。また、体調や健康状態によっては、この座り方が適していない場合があるので、必要に応じて医療専門家に相談することをお勧めします。

誰でも簡単にあぐらがかけるようになるストレッチ2選

内・外旋筋ストレッチ

あぐらがかけない原因は内旋筋と外旋筋が硬くなっているためなので、あぐらをかけるようになるためには、筋肉を柔らかくする必要があります。

ストレッチの手順

初期検査:足の裏を合わせた状態で脚を広げ、あぐらのしやすさを確認します。

外旋筋ストレッチ

①お姉さん座りの姿勢を取り、片方の脚を前に出す。
②身体を前に倒し、外旋筋を伸ばす。
③30秒間キープし、深呼吸をしながらリラックス。
④両脚で同様のストレッチを行う。

内旋筋ストレッチ(大腿筋膜張筋)

①膝を立てた状態で座り、片足を伸ばして体を捻る。
②膝を90度に保ち、対角の足で膝を押さえる。
③30秒間キープし、深呼吸を維持。
④両足でこのストレッチを実施。

内転筋ストレッチ

①四つん這いの姿勢で足をできるだけ広げる。
②身体を前に倒しつつ、内ももの筋肉を伸ばす。
③30秒間キープし、深呼吸しながら背中を丸めないように注意。

最終検査:再び足の裏を合わせて脚を広げ、ストレッチの効果を確認してみましょう。1回でも筋肉がほぐれていることが実感できます。

詳しくは動画で紹介

あぐら合わせ「がっせき」を作るストレッチ

あぐら合わせストレッチは特に股関節が硬い人を対象にしており、ヨガでは「がっせき」と作るためのストレッチ。

股関節の緩め方

①足の付け根を緩める動きから始めます。
②両足を前に投げ出し、足をブルブルと揺らしながら、股関節周辺の筋肉をリラックスさせます。
③これを30秒間行います。
④足首、太もも、膝に力を入れずに、足をぐるぐると動かしながら、股関節周辺を軽く押してほぐします。
⑤反対の足も同様に行います。

片方の足を前に伸ばすストレッチ

①片方の足を前に伸ばし、膝を90度に曲げます。
②反対側の足を横に出し、同じく90度に曲げます。
③この状態で、前に体を倒し、背筋をまっすぐに保ちながら、お腹と太ももを近づけます。
④これを30秒間、吸う息で戻り、吐く息で近づける動作を繰り返します。

最後のストレッチ

①片足で「がっせき」の形を作ります。
②片方の足は伸ばしたまま、反対の足の膝を立て、両手を体の後ろにつけます。
③膝を外側に倒せるところまで足の裏を置き、その位置で膝を倒す動きを繰り返します。
④呼吸に合わせて行い、開いた時は床に外股を押し付け、戻すときは内ももを意識します。

詳しくは動画で紹介

あぐらの座りの注意点

あぐらをかくと、上半身が体バランスを取ろうと前に傾き、猫背になりやすくなります。 さらに頭が前に出がちなため、体全体ではなく首だけで頭を支える状態が続き首や肩不調にもつながります。

あぐらの座り方は、個々の身体の柔軟性や条件によって異なるため、無理をせず自分のペースで行うことが大切です。

これらの情報を踏まえて、あぐらの座り方を実践することで、大転子の位置と股関節の健康を改善することが可能です。

大転子が出っ張ってしまうNGな座り方は?

大転子の出っ張りには座り方が大きく関係しています。座るときの姿勢の悪さは、大転子を出っ張らせてしまうかもしれません。そこで、まずは大転子が出っ張る原因となるNGな座り方について紹介していきます。

足を組む

足を組んでいるとき、体重が左右の骨盤に均等にかからず、片側に偏った筋肉への負担が生じます。

このような姿勢が習慣になると骨盤の歪みや周辺筋肉の弱化が起こり、大転子が外向きに突き出すことがあります。そのため、足を組むことが習慣になっている場合は、この姿勢を意識して改善することが重要です。

内股座り・横座りをする

内股座りとは、正座した状態から膝を左右に開いて座る方法で、別名として「ぺたんこ座り」や「アヒル座り」とも呼ばれています。

この座り方を長時間続けると、膝や関節、筋肉に過度の負担がかかり、結果として大転子の突出を引き起こすことがあります。さらに、内股座りは骨盤の歪みを生じさせ、股関節の可動範囲を狭める原因にもなり得るため、注意が必要です。

その一方で、横座りは正座から足を片側に崩して座るスタイルを指します。この座り方では体重が片方に偏るため、骨盤への不均等な負荷が生じ、これもまた大転子の突出を引き起こす原因となります。

ソファに寄りかかる

リラックスする目的でソファにもたれるのは良いですが、続けて同じ姿勢を取ると、骨盤が後ろに傾くことになります。このような姿勢は猫背と似ており、骨盤の不安定さから歪みや大転子のずれが生じる可能性があります。

さらに、この姿勢は背骨の自然な曲線を失わせ、背筋や腹筋が硬くなることもあります。大転子が突出し、骨盤が歪んで広がると、背中や腹部が圧迫されやすくなり、全体的に体がたるんでくることもあります。

また、長時間同じようにソファにもたれていると、肩こりや首の痛み、腰痛などの不調を引き起こすリスクがあります。

ソファに座る際は、お尻を椅子の奥に移し、腰を背もたれにしっかりとつけることを意識しましょう。

大転子を引っ込める!理想的な座り方は?

大転子を出っ張らないようにするためには、正しい姿勢で座ることが大切です。予防だけではなく、改善の見込みもある座り方を紹介するので、参考にしてみてください。

今回は、椅子に座るときと床に座るときに分けて紹介します。

椅子に座るとき

人々の中には、大転子が突出しているため、座っている際に猫背になる傾向があります。猫背の姿勢では、股関節が適切な位置に保持されず、ずれが生じやすくなります。

座る際には、以下の方法を試してみることをお勧めします。

①骨盤を立てるように意識しつつ、左右の膝と内側のくるぶしを軽く触れ合わせるようにして座ります。
②両方のお尻に体重を均等に分散させます。
③下腹部とみぞおちを引っ込めるようにします。
④この姿勢を1分間保ち、それを3セット行います。

デスクワーク中やテレビ視聴時にも簡単に実践できるため、手軽に試してみることができます。

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大転子を引っ込める座り方「あぐら座り」の効果的なやり方!まとめ

あぐらを正しい方法で座ることで、大転子の位置が改善される可能性があります。これは股関節の健康を促進し、日常生活における姿勢の改善に寄与するかもしれません。日々の生活でのあぐらの練習を通じて、健康的な股関節を目指しましょう。

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